ひとりっきりで考えず、一緒に考えませんか?
身近な人が薬物を使っているかもしれないと思った時、
「そんなことはあるはずがない」と考えたり、
「これからどうなってしまうのだろう?」という不安や
「なんで、こんなバカなことを」という怒り等、
ご家族の方は様々な気持ちで混乱することがよくあります。
また、これまでご家族の方ご自身が築いてきた生活が、根底から揺さぶられているように感じる方も多くいらっしゃいます。
ニュースやワイドショーのなかでの出来事だった「薬物問題」が、突然に身近なところで起きたときに、このような状態になるのは当然です。
同時に、薬物に関することは、なかなか話をできる場が少ないため、ご家族の方が孤立状態で、 薬物依存症者を「どうにかしなければ」と、焦りや不安に閉じ込められてしまうこともあります。
でもそのままでは、身近な人や大切な人が抱える「薬物依存症」という病気が引き起こす様々な問題に振り回され、消耗してしまいます。
京都ダルクでは、薬物依存症者のご家族の方が、薬物依存症者との関係を大切にしながら、ご自身の「安全・安心」な生活 を取り戻すためのお手伝いをしています。
京都ダルクでは、薬物依存症者のご家族のための「心理ケア」を行っています。
薬物依存症に関する情報提供。薬物依存症者と一緒に過ごすなかで、ご家族の方のなかに蓄積される様々な気持ちの整理。薬物依存症者やご家族の方の状況・状態に応じて、ご家族の方の関わり方をどのように変えていけるかを考える。
など
ご家族の方が「安心・安全」を感じながら日々を過ごせるようになるには、どうしたらいいのかを一緒に考えています。
秘密は厳守します。
家族ケアの流れ
ダルクの回復者スタッフが、薬物依存症者の状況・状態をお聞きします。
来所相談をご希望の場合や、お電話だけでは十分なサポートができない場合には、来所相談をご案内します。
(お電話でのサポートは、即時的なサポートになってしまいます。しっかりお話をお聞き、一緒に考えていくために、来所でのご相談をお勧めしています。)
ダルクの回復者スタッフと、家族の心理ケア担当カウンセラーが、ご家族のお話を聞かせて頂きます。
ご家族のお話をお聞きし、回復者スタッフは、薬物依存症者の現状に対し、ダルクが「できること」を提案させて頂きます。またカウンセラーは、ご家族の方のニーズに応じて、ご家族の方の心理ケアとして「できること」をご案内させて頂きます。
予約制です。
ご家族の方がこれまで体験されてきたことや、薬物依存症者とのこれまでの積み重ね、ご家族の方が置かれている状況や状態は、お一人おひとり違います。
それぞれの状況、状態に応じて、薬物依存症者との関わりをどのように変えていけるか、どのようにご家族の方ご自身の生活を大切にしていけるかを、ご家族の方のペースで一緒に考えていきます。
予約制です。
- 毎月第4日曜日
- 午後2:00〜4:00
- 京都ダルク「マハロ」にて、ご家族のためのグループを行っています。
グループでは、前半に薬物依存症に関するテーマに沿ってカウンセラーがお話をさせて頂きます。後半は、参加者のみなさんが、それぞれのペースで日頃感じていること、考えていることを分かち合う時間になります。(パスはOKです)
不定期に、薬物依存症者のご家族の方に共通するテーマについて、半日、1日など、時間をかけて、学びあう場を開いています。